青コン考察 その1

2005年4月27日 MTG
私は今スタンでは青コンをメインに調整しているわけですが、それについての考察でも。まずは今のレシピ

19《島/Island(UNH)》
3《ちらつき蛾の生息地/Blinkmoth Nexus(DST)》
2《隠れ石/Stalking Stones(MRD)》

4《邪魔/Hinder(CHK)》
4《マナ漏出/Mana Leak(8ED)》
4《卑下/Condescend(5DN)》
3《鎮圧/Quash(BOK)》
2《巻き直し/Rewind(8ED)》
2《撹乱する群れ/Disrupting Shoal(BOK)
3《ブーメラン/Boomerang(8ED)》
4《旅人のガラクタ/Wayfarer’s Bauble(5DN)》
4《知識の渇望/Thirst for Knowledge(MRD)》
4《ヴィダルケンの枷/Vedalken Shackles(5DN)》
2《袖の下/Bribery(8ED)》

サイド
2《時間の名人/Temporal Adept(8ED)》
3《消し去りの水神/Kaijin of the Vanishing Touch(BOK)》
3《幽体の変容/Spectral Shift(5DN)》
4《無効/Annul(MRD)》
3《選別の秤/Culling Scales(MRD)》

まず、私はアンチカササギ派であり、私の考える今の青コンとは、従来の《大量のドローサポート呪文から相手の行動を全て阻害する》ではなく《大量のカウンターで、枷の得るアドバンテージをバックアップする》というものだと考えていることを承知した上でお読みください。

コンセプト
見ればわかるようにこのデッキはメインでコントロール、サイドでビートダウン系をメタっています。まあこれは地域のメタもあるのですが、それ以上にコントロールにはメインで対策しきれるが、ビートダウンには対策しきれないという私の考え方があります。青コンというデッキの特性上仕方がないところではありますが。
たとえば、白ウイニーを相手にした場合、いくら《尖塔のゴーレム/Spire Golem(DST)》などで耐性をつけようがメインでの勝負は《ヴィダルケンの枷/Vedalken Shackles(5DN)》を引くか引かないかでほとんど勝敗が決まってしまいます。
それに対して、コントロールを対策する場合は↑のように、デッキの方向性を極端なまでに定めることで勝率が格段に上がるのです。そして、コントロールをメタっていたとしても、枷さえ引けば白ウイニーなどのビートダウン系にも十分勝つ可能性はあるのです。

《ブーメラン/Boomerang(8ED)》というカード
皆さんがこのカードをどう評価しているかは知りませんが、私的には、このカードはコントロールを相手にするときには必ず初手になくてはならないカードです。
自分が後手のときに2ターン目に相手の土地にうって先手と後手を入れ替えるというのは有名だと思いますが、自分が先手の時にはそれ以上の効果を発揮します。たとえば、自分が先手2ターン目に《ブーメラン/Boomerang(8ED)》を使った場合、

相手の1ターン目の場
手札7枚 土地1枚

自分2ターン目《ブーメラン/Boomerang(8ED)》使用

相手の2ターン目の場
手札7枚 土地1枚(ディスカード1枚)

となり、実質的に《Time Walk》です。もちろん相手が1マナの呪文を使ってこないことを前提としていますが、《ブーメラン/Boomerang(8ED)》を使ってもハンドアドバンテージを失わないという知っておくと少し便利なテクニックかもしれません。「そんなのとっくに知ってたよ」とか言わないで(;つД`)

土地バランス
19《島/Island(UNH)》
3《ちらつき蛾の生息地/Blinkmoth Nexus(DST)》
2《隠れ石/Stalking Stones(MRD)》
4《旅人のガラクタ/Wayfarer’s Bauble(5DN)》

なぜガラクタなのか
後にも書きますが、確かに2ターン目にマナを使っている可能性が高いこのデッキにおいて、ガラクタはある意味アンチシナジーになるかもしれません。しかし、青コンにとって、序盤に相手より1マナでも多く展開することの重要性、《桜族の長老/Sakura-Tribe Elder(CHK)》《木霊の手の内/Kodama’s Reach(CHK)》の環境での多さを考え、この数になりました。

なぜ土地がこの数なのか
2ターン目に《ブーメラン/Boomerang(8ED)》による青青が出ることと、最低限のチャンプブロックができることを考慮して調整していった結果、こうなりました。

ドローサポート
4《知識の渇望/Thirst for Knowledge(MRD)》

中には、このカードがあまり好きではなく、《泥棒カササギ/Thieving Magpie(UD)》やほかのカードでいいじゃないかという人も大勢いるでしょう。確かに私も、このようなアドバンテージが取れるか取れないかわからないカードをあまりデッキには入れたくはないのですが、
・インスタントである
・3マナという軽さは魅力的であり、ガラクタとの相性もいい
という理由でいれています。特に後者は、初手が土地2枚しかなくても、《卑下/Condescend(5DN)》か《旅人のガラクタ/Wayfarer’s Bauble(5DN)》があれば土地を伸ばせるという夢を見れるということで、数少ない選択肢の中では、このカードはなかなか優秀な部類に入ると思います。

続きは明日にでも

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